2022年04月12日
新築住宅を建てるにあたって、ホルムアルデヒド発散等級の意味について確認しておく必要があります。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因にもなるので事前の対策が必要ですが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、住宅のホルムアルデヒド発散等級について、シックハウス症候群の症状や対策とあわせてご紹介します。
「新居に引っ越したら頭痛や喉の乾燥などの症状に悩まされるようになった」というときは、シックハウス症候群を引き起こしている可能性が考えられます。
シックハウス症候群とは、住宅の建材から発生する化学物質によって室内空気が汚染されることで起こる健康被害のことです。
シックハウス症候群の原因になる化学物質にはさまざまなものがありますが、なかでもホルムアルデヒドが人体に与える影響は大きいといわれています。
ホルムアルデヒドは無色の気体ですが刺激臭があり、住宅の建材だけでなく塗料や接着剤にも使用されているのが特徴です。
近年は住宅の気密性が高くなってきており、室内の空気汚染が起こりやすいといわれています。
そこで建築基準法ではシックハウス対策として、特定資材を使用する場合にはホルムアルデヒド発散等級を表示することが必要とされているのです。
等級は3段階で表示され、等級が高くなるほどホルムアルデヒドの発散量が少ないことを意味しています。
住宅のホルムアルデヒド発散等級が低い場合、つまり発散量が多い場合は、そこに住む方にシックハウス症候群の症状が現れる恐れがあります。
シックハウスの症状は頭痛や吐き気のほか、目がチカチカする・喉が乾燥する・湿疹が出るなどさまざまで、症状の現れ方や程度は人それぞれです。
また、同じ部屋にいても症状が出る方と出ない方がいるため、シックハウス症候群であると判断するのが難しい場合も少なくありません。
建築基準法では化学物質の発生量が多い建材などを使用しないこと、十分な換気量が確保できる機械換気設備を設置することなどの規定があります。
天井裏についても、化学物質の発生が少ない下地建材を使用するか、機械換気設備を設置することが必要とされているのです。
このように、シックハウス症候群を予防するには、化学物質の発生量を少なくすること、さらに放散された化学物質を効率良く外に出すことが重要とされています。
住宅を建てる際には、シックハウス症候群に対して上記のような対策が必要であるということをしっかり確認しておきましょう。
新築住宅を建てる際には、ホルムアルデヒドなどの化学物質によるシックハウス症候群を防ぐための対策が必要です。
ホルムアルデヒド発散等級の意味やシックハウス症候群の症状についても事前に確認しておき、安心して暮らせる住宅を建てましょう。
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