2022年05月24日
マイホームを購入すると住む場所に困らなくなるのみならず、手に入れた物件を活用して融資を受けられる場合もあります。
将来家計に困ったときにうまく乗り切れるよう、持ち家のある方に向けたローンのこともマイホーム購入前に確認しておくと良いでしょう。
今回はリバースモーゲージの基本のほか、メリットやデメリットなどもご紹介します。
リバースモーゲージとは自身の家や土地を担保にして利用する、ご年配の方に向けたローンのことです。
一般的なローンとの違いは、基本的に債務者本人は元金の返済をしなくて良いことです。
融資を受けたあとに始まるのは利息の支払いのみであり、債務者が直接負担する返済額はあまり高額になりません。
債務者が亡くなったら担保の不動産を売却したり、相続人が代わりに返済したりして元金を返します。
債務者の死亡が返済計画に組み込まれていることから、利用者として想定されるのは主にご年配の方なのです。
都合された資金の使い道はあまり限定されておらず、フリーローンの利用時のように借入金がさまざまなことに使えます。
老後の生活費や医療費といった日常的な出費に使えるほか、自宅のリフォームや住宅ローンの残債清算といった特殊な費用にも使用可能です。
リバースモーゲージを利用すると家計のやりくりがしやすく、老後の生活が安定します。
本来なら返済により借り入れの直後から支出が増えるものですが、リバースモーゲージなら基本的に利息の支払いのみで良いので家計が楽になるでしょう。
さらにバリアフリーの設備を自宅に設けたり、現役時代に返し切れなかったローンを完済したりして、将来への不安を取り除ける点もメリットです。
また最終的に担保の不動産を売却して完済できる見込みなら、返済状況を日ごろから気にする必要が少なく、精神的な負担もあまり重くありません。
当初の想定よりも長生きすると借入金を使い切ってしまい、家計が苦しくなることがあります。
またリバースモーゲージは団体信用生命保険の対象とされず、債務者の死亡に伴う保険金での借金清算は不可能です。
担保の売却による完済が基本的に想定されているため、所有する建物や土地が値下がりしてオーバーローンとなった際には途中返済が例外的に求められることもあります。
さらにリバースモーゲージは変動金利なので、利率上昇時には毎月の請求額が高くなります。
いずれも債務者にとって注意したいデメリットやリスクであり、借り入れ前の確認が欠かせません。
リバースモーゲージを利用すると自身の家や土地を担保にして資金が借りられ、老後の生活を安定させられます。
長生きすると借入金を使い切る恐れがあるといったリスクも把握したうえで、将来資金が必要になった際には利用を検討してみてください。
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