2022年06月21日
近年の不動産売却ではインスペクションがよく実施されており、売主へとおすすめされることも多いです。
しかし、よく聞く言葉であっても、何のことかよくわからなくてお困りの方も多いはずです。
そこで今回は、インスペクションの基本やメリットのほか、実施する際にかかる費用も解説します。
インスペクションとは、既存の建物にておこなわれる専門家の調査のことです。
調査の目的は物件の状態を調べることであり、建物の劣化の状況や瑕疵の有無などが確かめられます。
2018年4月以降、インスペクションに関する説明が不動産会社に義務付けられました。
そのため、仲介を利用して物件を売るときには専門家がおこなう調査のことを事前に把握でき、興味をお持ちの方はもれなく依頼ができるようになっています。
調査の実施まで義務化されたわけではなく、何もしないままでの売却開始も可能です。
どうするかは売主の意向で決められますが、後述するようなメリットがあるため、可能なら専門家に物件を調べてもらうと良いでしょう。
調査を頼むタイミングはとくに決まっていないものの、物件を売り出す前におこなうと売却が何かとスムーズです。
専門家に建物を調べてもらうと、自身の物件が早く売れたり、高値がついたりします。
調査の結果は買主にも公開され、その物件がどのような状態にあるのかを購入者も把握できるからです。
中古の建物に多少の傷みや劣化は付き物であり、詳細が何もわからないまま購入するリスクは低くありません。
専門家が調べた結果がわかれば買主も安心できて購入へと踏み切りやすくなり、結果的に物件が良い条件で売れやすいのです。
このほか、専門家の調査を受けておくと、買主とのトラブルも起きにくいです。
売却する物件に予想外の瑕疵があり、引き渡し後に買主と揉めることも珍しくありません。
専門家に建物を1度見てもらえば売主側でも問題点を把握しやすく、物件の状況をより正確に説明できるので、トラブルも起きにくいのです。
インスペクションにかかる費用はおおむね5万円~7万円ですが、一概にはいえないところもあります。
多数の機材を用いる調査がおこなわれたり、床下に入り込むといったオプション対応を追加したりすると、相場よりも総じて費用が高くなります。
また、マンションと一戸建てでも費用が多少異なり、後者では物件の広さに応じて料金が変わる場合があるのです。
インスペクションの料金は正式に調査を頼む前に確かめられるため、依頼を検討している専門家のもとでよく確認しましょう。
インスペクションを依頼すると、手持ちの建物を専門家が調べてくれます。
売主にとってのメリットは、物件が売れやすくなることや買主とのトラブルが発生しにくくなることなどです。
費用の相場は5万円~7万円ですが、一概にはいえないところもあるため、料金は調査を頼む専門家のもとでよく確認してください。
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